見知らぬ個人からお金を借りる「ソーシャルレンディング」は使えるか!?

最近、「ソーシャルレンディング」と呼ばれるサービスが登場しています。これは簡単に言うと、個人間でお金を貸し借りすること。ただし、両者の間に、サービスの運営会社が入り、仲介することでトラブルなどを防いでいます。貸し借りはネット上で行えるので、まったく見ず知らずの人からお金を貸し借りすることができます。

これはキャッシングなどの代わりになるものでしょうか?

原則、事業資金を借りるためのもの

結論から言いますと、ソーシャルレンディングでは、キャッシングのように「ちょっと買いたいものがあるので……」などという理由でお金を借りることはできません。「生活が苦しいので貸してほしい」というのもダメです。これは「会社を辞めてお店を始めることにしたので開業資金が必要」など、事業性の資金を個人間で出資するサービスになります。

なので気軽な普段づかいのお金を借りたりはできないのですが、事業資金が必要な人には有益なサービスです。

通常、事業資金は銀行で借りるのが一般的。ですが開業したばかりの個人ではなかなか借りることができません。企業としての実績がないと信用度も低いですし、個人事業の資金などでさほど高額でない場合、金融機関も融資に積極的にならないからです。

そんなとき、個人の投資家から資金を集めることができるのがソーシャルレンディングです。借りるほうは、少額から簡単にお金を借りることができます。貸す側は、投資の一環として行い、これも少額から行うことができるので個人投資家に向いています。

金利は、取引ごとに違います。maneoというサービスでは借りる側が申し込むときに希望を言えるようですが、2.85%~17.80%の範囲ということのようです。金利自体は金融機関の事業ローンとそう変わらないかと思いますが、先に述べたようにそもそも金融機関では融資を受けられなかったという人であれば、借入ができるという時点でメリットがあります。

また、貸す側から見ると、他の投資に比べて利回りは高い投資だと言えます。ただし、仲介業者が入っているとはいえ、個人に出資するのですから、株や国債を買うのに比べればリスクは高いです。貸す側に元本保証はされていません。それでも、借入申込みの時点で一定の審査は行われていますので、まったくの個人同士として貸し借りをするのとは違います。

現在、ソーシャルレンディングサービスとしては以下のようなものがあります。

maneo

AQUSH

SBIソーシャルレンディング

事業資金以外で、個人間でお金を借りたいときは?

ソーシャルレンディングサービスは事業資金を借りるためのサービスです。

それ以外の用途で、個人間でお金を借りることはできないでしょうか。現在のところ、そういった内容の仲介サービスなどはないようです。

友人・知人に個人的に申し込んで貸してもらうことはもちろん可能ですが、なにかとトラブルになることが多いですので、オススメはできないと言えるでしょう。

もしも借りる場合は、きちんとした借用書、または金銭消費貸借契約書を作成すべきです。書面で、借りた金額を記録し、返済期限などもはっきりさせておきます。

この場合の金利は、双方の合意で決まり、個人間の貸し借りであれば年利109.5%が出資法による上限とされていますが、無利息でも問題ありません。


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